Wednesday 10 March 2010

vol.336 "パリの恋人" クレモンティーヌ



フランス。パリ。ボンジュール。
アメリカに感化される時代が過ぎて、日本人は昔から「花の都」と呼ばれるパリ・フランスに憧れを持った。
そんな時代に「パリの恋人」と呼ばれていたのがこのクレモンティーヌ。
フランス人の友人に聞けば「は?彼女は全然有名じゃないよ。もっといいアーティ
ストがいるよ。あのね…」と話し出す。本国ではそこまで有名ではない彼女。で
も、吐息のようなフランス語で歌う彼女の歌に、日本人は憧れ夢中になったのだ。


きっかけはカフェラテのCM。
まだカフェ文化も定着していなかった日本に、カフェラテ片手にパリを歩くジョディ・フォスターのバックで流れていたのが、1993年の発表のアルバム、”ロンコリエ”に収録されている「ジェレミー」という曲だった。


夏の昼下がり。
フランス語の響き。
ボサノヴァ。


褪せたピンク色のイメージはそのままに、17年後の私もこのアルバムを聴く。






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