Wednesday 3 March 2010

vol.335 【コラム】いちばんきれいないろってなんだろう



女子フィギュアが終わったとたん、バンクーバーオリンピックが終わってしまった気がした。浅田真央選手の銀に続き、最後に銀メダルを取った女子パシュート選手たちも喜びと悔しさのまじった複雑な表情をしていた。メダルの数が求められがちだけど、今回は間違いなく「記憶に残る大会」。
それもそのはず、私もよく泣いた(笑)。


アナウンサーが「4年後のソチ大会はどうですか?」とよく質問する中で、即答する選手もためらう選手も、そのオリンピックという一瞬にして結果がでる最高の舞台のために努力し続ける長くてつらい4年間を知っているんだろう。


今回の大会はメダル数も含めて、韓国が躍進している。
それもそのはず、韓国がスポーツに当てる国費は100億以上、日本は27億にとどまっている上にマイナー競技においては事業支分けの対象にもなっている。
いざオリンピックになったらマイナー競技でもメダルを求めるのに、それさえ過ぎれば支分けの対象にしている政治方針は本当におかしいと思う。




そしてキムヨナ選手と浅田真央選手をめぐる日韓の見えない戦いもあった。
一部の反日の人々に韓国の象徴とされてしまうヨナ選手も被害者だ。
二人はお互いを尊敬し合う認めあった仲であり、ライバルであり、
日本と韓国のために戦っているのではない。
だからこそ、ヨナ選手が「日本語」で言った「アリガトウゴザイマス」には
いろいろなメッセージが込められていた気がする。


戦う選手たちをみてるとぐるぐる私の頭の中を回ってた歌を。
いちばんきれいな色って金?銀?銅?


”いちばんきれいないろってなんだろう?”




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