明日、WBCは決勝。ついに「因縁の対決」と言われ続けてきた日本と韓国に最高の場が用意された。今大会は互いに2勝2敗。互角。
日本の大勝から始まり、その後、勝利した韓国チームにマウンドに韓国の国旗を立てられるという侮辱行為をされた日本は、怒りを胸に沈めたまままた第2戦で勝利を奪い返し、本日決勝トーナメントで野球大国アメリカを撃破。とうとう明日、因縁の日韓戦は決着がつく。
日本の選手、そして国民に重いダメージを与えた「マウンドに国旗を立てる」行為は、日本と韓国の領土問題を彷彿させる。果たして日本が同じ行為を勝利時にするかと思うと、私はけしてしないと思う。これが「国」の対する感覚の違い。
日本では韓流ブームと言われ、韓国では日本文化が大好きな若者が多い中、友好は成功しているようにみえて、韓国の若者の想いの中では教育により「憎しみ」は受け継がれていて、実は昔となんら変わらず日本に向けられ続けている気がする。
最近米国デビューする韓国の歌姫BoAが、「日本はアメリカへの踏み台でしかなかった。」と韓国のメディアに話したと騒がれた。彼女は14歳の頃から、日本語を勉強し、日本語で歌いがんばってきた。そして日本人にも愛された。彼女の理念が反日であれ親日であれどうでもいい。ただ日本では「親日」をとなえて韓国では「反日」をとなえる。日韓で有名な芸能人たちは見えない力に意志を統一しなければいけないのも事実。その力とは何か。本人たちの心の真実はわからないけれど。
BoAの全米デビューへの違和感は、彼女が「韓国」を背負っているということ。そしてWBCの選手たちも「韓国」を背負っているということ。これを単なる「愛国心」だというけれど、単なるそれではなく、違和感がつきまとうのはどうしてか。
私たちにも「愛国心」はもちろんある。
でもそれは、相手をさげすんだり侮辱してかざすものではない。
明日、「愛国心」vs「愛国心」の戦いはどちらが勝つか!!!!